お得な人生を送る歯医者大公開!

医療
  • その口内炎はウイルスの仕業かもしれません

    医療

    口内炎と一括りに言っても、実はいくつかの種類があり、原因も様々です。一般的によく見られる、白く丸い潰瘍ができるタイプは「アフタ性口内炎」と呼ばれ、ストレスや栄養不足が引き金になることが多いです。しかし、なかなか治らなかったり、水ぶくれのようなものができたりする場合、それはウイルスが原因の口内炎かもしれません。代表的なのが「ヘルペス性口内炎」です。これは単純ヘルペスウイルスへの感染が原因で、主に唇やその周りに小さな水ぶくれがいくつもできるのが特徴です。一度感染するとウイルスは体内の神経節に潜伏し、風邪をひいたり、疲労が溜まったりして免疫力が低下した時に再発を繰り返します。ピリピリとした痛みや違和感を伴うことが多く、アフタ性口内炎とは症状が異なります。このタイプの口内炎には、一般的な口内炎の薬は効果がなく、抗ウイルス薬による治療が必要となります。また、子供に多く見られるのが「ヘルパンギーナ」や「手足口病」です。これらは夏風邪の一種で、コクサッキーウイルスなどが原因です。喉の奥の方に口内炎が多発し、高熱を伴うのが特徴で、強い痛みから食事や水分が摂れなくなることもあります。これらのウイルス性口内炎は、他人にうつしてしまう可能性もあるため注意が必要です。もし、口内炎と共に発熱や倦怠感があったり、水ぶくれのような特徴的な症状が見られたりした場合は、自己判断で市販薬を使うのではなく、早めに内科や皮膚科、耳鼻咽喉科などを受診することが重要です。医師に正しい診断をしてもらい、原因ウイルスに合った適切な治療を受けることが、つらい症状から早く解放されるための鍵となります。