お得な人生を送る歯医者大公開!

2025年9月
  • あの憂鬱な日々を変えたのは食生活でした

    生活

    社会人になってから数年間、私は繰り返しできる口内炎に悩まされていました。特に大きなプロジェクトを抱えて忙しい時期になると、決まって舌の縁や唇の裏側に白いものができ、そのたびに食事も会話も憂鬱になったものです。噛んだ記憶は全くないのに、なぜこんなに頻繁にできるのか不思議でなりませんでした。ビタミン剤を飲んでみたり、塗り薬を試したりしましたが、その場しのぎにしかならず、またすぐに別の場所にできてしまうのです。そんなある日、あまりに続く口内炎にうんざりし、根本から体質を改善しようと決意しました。まず見直したのは、ひどい有様だった食生活です。当時は残業が多く、夕食はコンビニ弁当かカップラーメンが当たり前。野菜を食べる機会はほとんどありませんでした。これではいけないと思い、まずは毎食サラダや野菜スープを一品加えることから始めました。そして、粘膜の健康に良いとされるビタミンB群を意識的に摂るようにしたのです。特に、豚肉やレバー、納豆、卵などを積極的に食事に取り入れました。最初は面倒に感じましたが、続けていくうちに、体の調子が少しずつ変わっていくのを感じました。一番驚いたのは、あれほど私を悩ませていた口内炎ができる頻度が、明らかに減っていったことです。完全にできなくなったわけではありませんが、以前のように次から次へと現れることはなくなり、治りも早くなったように感じます。この経験を通して、口内炎は口の中だけの問題ではなく、体全体の栄養状態を映す鏡なのだと痛感しました。口は食べ物の入り口であると同時に、健康のバロメーターでもある。今ではバランスの取れた食事を摂ることが、何よりの口内炎予防薬だと信じています。