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2025年8月
  • お子さんの下唇が腫れたら親がすべきこと

    生活

    活発に動き回る小さなお子さんの下唇が、赤くぷっくりと腫れているのを見つけると、親としてはとても心配になりますよね。子供の下唇が腫れる原因は様々ですが、慌てず冷静に対処することが大切です。最も多いのは、転んだり、どこかにぶつけたりといった「外傷」によるものです。子供はバランス感覚が未熟なため、ちょっとしたことで顔から転んで唇を打つことがよくあります。この場合、出血を伴うこともありますが、まずは清潔なガーゼなどで優しく圧迫して止血し、その後、氷を包んだタオルなどで冷やしてあげると、腫れや痛みを和らげることができます。次に考えられるのが、食事やアレルギーです。特定の食べ物を食べた後に唇が腫れた場合は、食物アレルギーの可能性があります。特に、初めて食べる食材の後は、しばらくお子さんの様子を注意深く観察しましょう。また、ウイルス感染による病気、例えば「手足口病」や「ヘルパンギーナ」、「ヘルペス性口内炎」などでも、症状の一つとして唇や口の中に水ぶくれや腫れが現れることがあります。これらの病気は発熱を伴うことが多く、口の中の痛みで食事が摂れなくなることもあります。お子さんの機嫌が悪く、よだれが多かったり、食事を嫌がったりする場合は、口の中をよく見てあげてください。もし、唇の腫れの他に、息が苦しそう、顔色が悪い、全身にじんましんが出ている、高熱があるといった症状が見られる場合は、夜間や休日であっても、すぐに小児科や救急病院を受診する必要があります。何よりも、親が落ち着いて子供の全身状態を観察し、適切な判断をしてあげることが重要です。