歯医者の診察券が31枚あった40代主婦です。
私は幼少期から歯医者によくお世話になっていました。小学生の頃、奥歯の治療での体験を是非聞いてください。
あんな人気の歯医者を芦屋で探すとなるには当時の私でも、これは一般的な治療であっているのだろうか?と思った事です。その歯医者は近所にありまして、近いという理由で母がきめた所でした。奥歯の調子が悪かったので診てもらった所、『乳歯だし抜いちゃいましょう』とあっさり軽いノリで言われたのを覚えてます。あまりにサラッと言うもんで、スッと抜いてサッと終わるんだろうなぁ、と思っていました。いざ、今里でもこの小児歯科この方法では抜歯に取り掛かると先生が一生懸命、歯と格闘しています。全然抜けません。左右に揺すっても、ぐりぐり回しても全然抜けないんです。ずっと口を開けているのも疲れてきたし、半べそになっていた事を思い出します。
先生の格闘はエスカレートしていき、器具をこっちに変えて、あっちに変えて、とやっていく中で、細めのヘラのようなものをチョイスしたんです。通学に便利な小児矯正を見つけるなら神戸では『え?ヘラ?ヘラをどうするの?』と思った瞬間、グラついてる歯の隙間にヘラをさして、隣の歯でテコの原理よろしく、ガリンガリンやり始めたではありませんか。
もう、抜く歯より、支点に使われてる健康な歯の方が心配で、治療中メキメキと音がしていた場所さえも、何処の歯がメキメキしちゃってるのかわからない状態に。助手のおばさんが『もうすぐ抜けるからねぇ』なんて声さえも、悪魔の笑い声なんじゃないか?なんて思い始め、私の口からは、あっあいおええ、あっあいあええ(一回止めて一回やめて)と必死に訴え続けたその瞬間、本当に綺麗な弧を描きながらカシャンッコン!と口から何かが器具トレーに飛び落ちました。近くの今里のあの歯医者は東成区でもきっと私は顎がどうにかなってるんじゃないか、歯も2〜3本折れたんじゃないか、恐る恐る先生の顔を見たら、助手と爆笑してました。爆笑しながら『きれーいに飛んだねぇ!ちょうどココに落ちたよ、ホールインワーン!』
は?全然笑えないし。麻酔切れかかってて、微妙に痛いし、もう早く帰りたい、この悪魔たちから一刻も早く離れなきゃ、とソッコーで帰って来ました。ホワイトニングを評判の芦屋の医院はここでもそれ以来その歯医者には一度も行ってません。後にも先にも抜歯した歯が飛んだのはその一度きりです。いい歳になった今でもこの出来事はトラウマになりました。